まごころで、手づくりで
勝負する
癒しのヘアサロン

東京・表参道の閑静な裏道の住宅街にある、築30年の一軒家を改装。
生活感を払拭する為工夫を凝らした。建物は普通の住宅。その天井を取っ払い、古い柱や梁を利用し、漆喰を壁に塗ることで、南仏の落ち着いた古民家風のサロンに仕上げた。

基本デザインは、オーナーの意見を聞きながらQUOでまとめて設計。
外壁は「東京ディズニーランド」の施工をした左官職集団を起用することで、リアルで自然なアンティーク感がある壁を作りあげることができた。

店内は、スタッフ教育を兼ね、オーナーをはじめ全員で塗ることに。

素人の塗りが、逆に素朴な風合いとスタッフ全員の想いを醸し出している。予算が限られていたため、床・家具・建物は、古材と新材を加工ミックスして内装をまとめる。
その他、壁照明、階段の手すりは鉄を叩き仕上げた手作りの作品。

天然素材の懐かしい香り、自然色の店内に光があたるときの穏やかな雰囲気。この柔らかな空気感と手作りの素朴さに触れたとき、張り詰めていた緊張感がほぐれていくかのようだ。
そんな、癒しの力を持ったヘアサロンになった。