上 海 食 堂 100年前の建築を思わせる 素晴らしい建物のなか、 五感で楽しめる創作中華を ぜひご堪能ください。 [石川県白山市倉光1丁目200番地]
上 海 食 堂
100年前の建築を思わせる 素晴らしい建物のなか、 五感で楽しめる創作中華を ぜひご堪能ください。
[石川県白山市倉光1丁目200番地]
このお店のオーナーから、100年前の上海の雰囲気を出して欲しいとの要望でした。サイジングの建物を、どのように古くきれいに見せるかが今回のポイントでした。
改装前の店内は床、壁、天井を新建材で仕上げてありました。
オープンと同時に店内が満席になり、外までお客様があふれています。 屋根は、インドネシアの建築部材を使用しています。木材でできてるので柔らかい表情が出ます。 柱も古い彫りの入った建材を使いました。
外からアプローチに入ると土壁の空間になります。陶芸の土を壁に塗り、長いアプローチが象徴的です。 ここは、お客様のウェーティングスペースにもなっており、
土間で仕上げた床は中国の歴史を感じられる空間になっています。
店内に入ると古さを感じさせる煉瓦敷きになっており、壁は石になっています。 入り口のドア枠は古民家に使用されていた梁を使用しました。
テーブル席の中央には、200年前のインドネシア建材の櫓を移築しました。長い歳月が醸し出した彫刻が本物しか出せない雰囲気を出しています。 突き当たりの壁はアクリルに黒土を塗り、
乾燥してできたひびの隙間から漏れる光が間接照明になっています。
バー・カウンターは、金箔の壁にインドネシアの梁、門を解体したパーツを
組み合わせ、バックカウンターにしました。 カウンター天板も無垢の一枚板を使い、上品で高級感を感じさせるものになっています。
壁は赤を基調に3種類の色を掛け合わせながら、モダンかつ古さを調和した空間に仕上げました。
この壁は、黒の縄で壁にアートして貼りつけました。テーブルはチークの古材で作ってあります。
フローリングの部屋は、縄とタイ紙の素材に柿渋を何回も塗り重ね、古い質感を出しました。
天井材はインドネシアのあじろに柿渋を塗り、天然素材の良さを引き出させました。