業種/セレモニーホール

所在地/石川県

結婚式場からセレモニーホールに
リノベーション

元は日本郵政が郵政民営化を機にメルパルク株式会社へ
委託された多目的ホール。
金沢では結婚式場をメインに運営をされていました。

9年前に施設が閉鎖されいましたが、石川県のセレモニー会社が
3年前にこの物件を購入。
結婚式場からセレモニーホールにリノベーションした施工事例です。

地下1F~6Fのフロアーには様々な葬儀・法要のスタイルに対応可能なスペースやホテルに求められるあらゆる機能を完備した施設。
フロアー面積が広いので、なるべく躯体を触らずにリノベーションを実施。
ポイントは、バリの天然素材で製作したインテリアで空間を変化させた。

バリの竹を用いたモニュメントが立ち並ぶエントランス。 吹き抜け空間にはバナナの皮をすいて作られた大きな照明がお客様をお迎えします。

3F 家族葬リビングホール。

「最後の家族旅行」をコンセプトにデザインしたリッチなスイートルーム。
ここでお通夜からお葬式までの2日間、故人と遺族がゆっくりと過ごせるようにキッチンやプライベートルームも備え我が家のようにくつろげる空間を演出。
この家族葬ルームができたことにより、いろいろなスタイルの葬儀が執り行われるようになりました。

外観は壁にはいっさい手を付けずに、
看板と玄関入り口の両サイドに照明を仕込ませて建物の
イメージを変えました。

正面奥にはバリの砂岩石に彫刻を施したアートを埋め込み、
オーダーで製作した曲線のソファーを設置することで異空間の世界を構築。

Before / After

元は郵便貯金ホール(結婚式場)を家族葬式場にリノベーション
基本的に店内は塗装とアートだけで雰囲気を変えました。
タイルと金属手摺が並ぶだけの無機質な空間は、葬儀式場として必要な “安らぎ” や “ぬくもり” がまったく感じられませんでした。
怖さを伴うほど冷たい印象を、どのように癒しの空間へ転換するかが大きな課題でした。
床壁の素材はそのまま生かし、天井だけを黒く仕上げることで、 直径1400mmのバリ島製照明が空中に浮かぶような立体的な効果を生み出しました。エントランスの主役となるのは、バリ島の山から切り出した竹を用いたオブジェ。
異国の力強い素材と和の空間が交わり、訪れる人の目を奪うドラマティックなロビーとなっています。
かつてショーケースだった壁を活用し、バリ島の職人が手彫りした砂岩アートを重ねて設置しました。
硬質な空間に、有機的な陰影とあたたかな素材感が生まれ、葬儀ホールにふさわしい“静かな存在感”をつくり出しています。
貼り紙が貼られただけの平凡なショーケースは撤去し、 手彫りの砂岩パネルを設えたことで、 光と陰影が美しく響き合う“ロビーの主役”へと姿を変えました。
華やかな装飾が並ぶ結婚式場でありながら、空間自体はどこか冷たさを感じさせていました。
そこで壁や天井の塗装を見直し、色と質感を整えることで、 一瞬で“温度のあるホール”へと生まれ変わりました。
単なる通路を和紙だけで右の写真のように変化させました。
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