業種/カフェ

所在地/福井県

標高116m。
足羽山頂上の元和食店を、
カフェレストランにリノベーション

山の坂道を上って行き鳥居をくぐると、そこに足羽山デッキは佇んでいる。
デッキから見る景色は壮大な大パノラマという絶好のロケーション。

テラスとカウンターからは四季景色を満喫できます。
きらめく夜景は日々の疲れも飛んで行くほど幻想的。

今回のデザインにはとても勇気がいりました。
この環境を最大限に活かすアイデアをオーナーさんと一緒に考え、
実際施工しながらの試行錯誤を繰り返して、創り上げた空間です。

Before / After

足羽山の斜面に建つ、事務所のように無機質な外観の建物。
この“普通すぎる箱”を、山の風景に寄り添う心地よいカフェへとリノベーションしました。
規則と不規則を織り交ぜながら板を幾何学的に配置することで、 既存建物の無機質さを消し、新しい個性を纏わせています。
大きな構造変更をせずとも、外観はここまで変わります。
内部空間は、特別な装飾もない一般的な和室。
この“普通さ”をどう生かしてカフェの空気に変えるかが、デザインの出発点でした。
無垢のカウンター天板が放つ迫力と温かさが、空間全体を包み込む。
素材そのものの表情がダイレクトに伝わってくるカウンターです。
解体を進めながら、完成後の空間構成を頭の中で組み立てていく。
どの柱を残し、どの壁を撤去するか、構造とデザインのバランスを見極めるこの作業は、リノベーションにおいて最も神経を使う工程のひとつです。
桜の季節に見る景色は格別にデザインをしました。
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